七瀬陸と四角い世界

※16章NATSU☆イベスト台詞ネタバレ注意
※フレフレ七瀬陸ラビチャネタバレ

※全体的にネタバレ
※余すところ無く全て私個人の妄想ですので笑い飛ばしてやってください

 

 

 

 

 

こんばんは皆さん。如何お過ごしですか?

Twitterとはまた違う、ブログという形式で恥ずかしい妄想を垂れ流させて頂くのはとても久しい感覚なので少し座り心地が悪く、取り敢えず挨拶から入ってしまいました。三連休の最終日という事で、この三日間皆さまどういった風に過ごされたかはわかりませんが、楽しかった思い出もずっと寝てたなって後悔も大切な人生の1ページとして綴じて明日から日常生活に戻って頂けたらなと思います。

 

まぁ私は三連休全部仕事だったんですけど。

 

仕事でした。完膚なきまでに仕事。なんなら今帰宅途中にこの文打ってます。足が痛い。でもね、別にただ仕事してたってわけじゃないんですよ。ただ仕事してたわけじゃないってどういう事かと申しますと、ずっと七瀬陸について考えてました。真面目に仕事やれよという意見ごもっともですがフレフレ七瀬陸のラビチャ3話を見てから、もう頭の中で七瀬陸が鳴り止まない。あの第三弾目にしてホイッスルと棒状の物が風を切ってるっぽい音が耳をつんざく凶器と化したエンジョイSEなんて比じゃないくらい鳴り止まない七瀬陸。どのくらい七瀬陸の事について考えていたかというと、出勤の電車から今の今までなので七瀬陸について考えすぎて仕事中ミスを57048772京個してたかもしれないんですけど三連休の最終日にやっとお休みを貰ってリフレッシュした上司が笑って許してくれる筈なので大丈夫です。

 

そろそろ本題に入ります。

 

私は以前の5月1日にこんな七瀬陸についてこんな考察をしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とまぁこんな感じで。本当の所を言うと私が言いたい事は全て前述のツイートに詰まってます。ですが今回は七瀬陸の『生きている実感』と『ヒーロー像』というワードをピックアップして掘り下げていきたいと思いました。そう、ユニットシャッフル、フレフレ青春賛歌の後2人、九条天と和泉一織を交えながら。

 

そう、そう、でね、まず私が何を言いたいかっていうと、七瀬陸と「死」について。急に物騒なワード出てきたなと思いましたよね。七瀬陸というキャラクターとは、全く似合わない、一見かけ離れている様な言葉。でも七瀬陸くんこのワード、会話の中でここぞという時に使ってるんです。

 

『このまま夢を諦めて、100歳まで生きるよりも、100年分、歌って死にたいんだ』(第5章2話サイドストーリー)

 

こんなたいそれた事を、例え言葉の綾だとしても、冗談だとしても、まだ18歳でそこに密かな覚悟を宿して、宣言出来る子はきっとそんなに多くない。例えばそういう子は、人よりも少し死に近い場所で、命の灯火が消え逝く感覚を味わった事がある子なんじゃないか。七瀬陸は自分の過去を話す時に「病弱だったから」とその単語に暗いエピソードを全てを集約させて切り出しますが。この「病弱」って果たしてどの程度のものだったんだろう。双子の兄、九条天の献身と過保護ぶり、両親の大きな愛情、中学生まで入退院を繰り返していた。一般的な世間と少しだけずれている感覚。優しい人達に守られて育まれた純粋な心。会話の欠片から少しずつ見えてくる、幼少期の彼が見ていた景色。ガラスの中の無菌室で守られてたのは自分の方だったと語る彼。ここでフレフレラビャ七瀬陸3話の九条天の発言

 

『外の世界は、窓から見える広さしか知らなかったよね』

 

もしかしたら、七瀬陸は自分が過去を語る口調よりも、ずっと重い病状だったのかもしれません。この世に産まれ落ちてきた頃から、一歩足を踏み外したら、命を落としてしまう様な綱の上渡りながら、家族は幼い七瀬陸の命を守っていたのかもしれない。例え可愛い双子の弟、まるで分身の様な存在で唯一無二の片割れだったとしても九条天の七瀬陸への過保護ぶりは正直度を越しているなぁとは思っていました。でも大切な弟がもしかしたら次の日には冷たくなっているかもしれない、そんな不安で押し潰されそうな夜があったのかもしれない。高熱を出して真っ白い病院のシーツに横たわり死んだ様に眠る弟の姿を見て安心する日々があったのかもしれない。喘息の発作で苦しそうに咳き込む弟の弱々しい今にも消えそうな呼吸音が忘れられないのかもしれない。そして七瀬陸は、生死の淵を彷徨った回数は一度や二度ではないのかもしれない。高熱を出して朦朧とする意識の中できっと『このまま死んじゃうのかな』とふと考えたりしたのかもしれない。でももしかしたらそんな、そんな七瀬陸の命と心をを繋ぎ止めていたものは純粋な「生きること」への憧れ。この「生きること」はね、ただ酸素を吸ってして二酸化炭素を吐く事じゃなくて、「人らしく自分の足で自分の人生を歩くこと」って意味です。

 

外の世界は窓から見える広さしか知らなかった幼少期の七瀬陸に、その窓の外の世界の話を聞かせてくれたのは九条天でした。自分の代わりに走って、歌って、踊って、自分を心から幸せにしてくれて、外の世界を教えてくれる九条天は七瀬陸の憧れのヒーローだった。でも、でも、もしも願わくば、自分のこの目で天が見ている鮮やかな世界を見てみたい。病室の窓から見る四角く切り取られた空じゃなくて、丸い大地を自分の足で駆けてみたい。苦しく吐き出す事しか出来ない息を思いっきり吸いこんで、歌ってみたい。埃が立つと身体に障るからとお行儀よく揃えた足を軽やかにあげて、ステップを踏んでみたい。点滴と注射針の痛みじゃなくて、駆けっこして転んで膝を擦りむいた時の痛みを。生きてる実感が欲しい。夢と希望を与えて人を笑顔に出来る存在になりたい。天にぃみたいに、自分の足で、自分の人生を走りたい。

 

そう願った七瀬陸の前に、ある人が現れて突然こう言うんです。

 

 『あなたをスーパースターにしてみせます』

 

病院の窓、四角く切り取られた小さな景色しか知らなかった自分の歌声を、丸い地球の彼方まで届けたいと言ってくれる人が、こんな自分に期待をしてくれている人が現れた。

 

優しい人も優しくされる事も大好きで、自分を大切に守ってくれた両親と天には感謝してもしつくせない。でも本当は心のどこかで願っていた『大丈夫よ。そこでじっとしてなさい』じゃくて『オレならやれる筈、オレにしか出来ない、オレだから無茶を承知で頼んでるんだよ。傷だらけになっても頑張ってくれ』って、言ってくれる人。七瀬陸くんはデュエット曲Fly Away!!でもこう歌っています

 

"証明しよう 俺にしか出来ない何かがあると"

 

普通の人が簡単に出来ることが七瀬陸には出来なかった。それを許してくれる身体を持って生まれてこなかった。だからこそ求めたんじゃないかなと思うんです「自分にしか出来ないこと」「自分だから出来ること」そう求めた七瀬陸の前に現れたある人はこう言うんです。

 

『あなたと同じレベルの歌唱力があって、あなたよりもスタミナがある健康な人がいたとしても。私はあなたをセンターに選びました。それだけの価値が、あなたにはあるからです。

 

IDOLiSH7のセンター。七瀬陸さん』

 

心配じゃなくて、期待をしてくれる人。自分にしか出来ない事を見出してくれた人。走り出した自分を心配して止めるんじゃなくて、走って転んでしまった自分に手を差し伸べて『もう少し、あの先まで』って言ってくれる人。自分の人生を生きている実感を与えてくれる人。

 

それが和泉一織。

 

『世界中のお医者さんがだめって言っても、一織が歌えっていう時は、歌える俺になりたい。だからずっと期待してて』

 

七瀬陸を駆り立てるものの根底にあるものが「男の子が持つヒーローへの憧れ」なら、そのヒーローが背中に受けるプレッシャー、助けを求める人達の期待や声援は、七瀬陸にとって和泉一織の言葉なんだと思います。

 

頑張れ、ヒーロー。

 

歌って、七瀬さん。

 

和泉一織の言葉、それは七瀬陸の背中の真っ赤なヒーローマント。転んでどんなにボロボロになっても、痛くても、苦しくても、辛くても、めげそうになっても、周りからみたらどんなにかわいそうでも、和泉一織の言葉で七瀬陸は何度だって立ち上がれる。その背中の重みは期待と信頼。翻った瞬間自信になる。だから走っていける、どこまでも。その先が例え茨の道でも。プレッシャーに負けそうで、傷つくのが怖くても。目の前に広がる丸い世界、そこに伸びる道は自分の人生だから、走っていける足を持った七瀬陸は、もう守られるだけの小さくて弱かった自分じゃなくて、その瞬間はきっと最高の『夢と希望を与えてみんなを笑顔に出来るアイドル』だから。

 

ここの、和泉一織の役所どこが辛いかって、世界中のお医者さんがだめっていう時ってそれはもう本当にだめな時じゃないですか。一織だって本当は止めたい、優しくしたい時、でも七瀬陸はそれを許さない。第一部第5章2話イベストで、和泉一織が「茨の道を歩かせる事になってもそれが七瀬さんの願いなら私は魔王の役をすればいい」と決意したこの『魔王』がシューベルトの戯曲(http://www.worldfolksong.com/sp/classical/schubert/erlking.html)なら魔王の和泉一織は父の九条天が抱く子供である七瀬陸をあの世へ誘う役なんですけど。ここに世界を敵に回す的な意味で二重で魔王の役を担う事になるんですよね。和泉一織も「酷な事を言う人だな…」って返してますけど、ええ、本当に酷な事だと思います。

 

 

 

 

っていつ事を今日仕事中ずっっっっっっっと考えててですね!?!?もう気がおかしくなりそうだったんですよ!?!?フレフレエンジョイSEを大音量で聴いた時となんて比べものにならないくらい、いや…あれはかなりキツかったけど…でも3人が頑張って笛吹いてるなら全然耳の鼓膜破れても聞くけど…ってそれは置いといて本当にこうやって言語化して吐き出さないと色々私生活に支障が出そうだったので、ブログという形で吐き出させて頂きました。もしも、ここまで読んでくださった方がいましたら、本当にこんな長文駄文クソ妄言に最後まで目を通して頂いてありがとうこざいました。

 

語彙力がないんで七瀬陸と和泉一織と九条天は尊いなぁ。IDOLiSH7尊いなぁ。すごいなぁ、ほんと頑張れ。って事しか言えないのが凄く悔しいです。

 

皆さん、三連休がもう後40分足らずで終わりますが、如何お過ごしですか?

 

私は明日も仕事です。

 

最後に遅ればせながら、っていうかもうなんの日でもないけど七瀬陸くん、九条天くんお誕生日おめでとう!アイナナの日おめでとう!!

 

 

おわり!!